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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

これから生まれてくる子どもと女性を助けるアフガン女性

ワールド・ビジョン・ジャパンは、アフガニスタン西部のヘラート州で、主に看護師や助産師を養成するための環境整備事業を行っています。今回は、現地提携団体のワールド・ビジョン・アフガニスタンが実施した助産師養成プログラムの卒業生の声をご紹介します。

クリニックで相談を受けるナスラットさんヘラート市出身のナスラットさん(27歳)は、助産師養成プログラムを卒業し、現在は医者である夫とともに、出身村のクリニックで助産師として働いています。ナスラットさんは、毎日約40人の患者に対し、産前・産後健診・ケア、家族計画についての啓発など、母子保健に関する様々なサポートを行っています。そのナスラットさんはこう語りました。

「アフガニスタンでは、専門的な教育や訓練を受けた助産師が不足していることが、高い妊産婦死亡率の原因となっています。
昨日も、クリニックから25km離れた村に暮らす妊婦が、自宅出産に失敗し、クリニックに搬送されてきました。母親の命を取り留めることはできましたが、残念ながら胎児を助けることはできませんでした。

『なぜ、義理のお母さんにクリニックで出産させえて欲しいと頼まなかったのか』と尋ねると、その妊婦は『移動するための車がなかったのです。車を探して手遅れになってしまいました』と涙ながらに話してくれました。

私(ナスラットさん)自身が出産した時も、村に助産師がいなかったために、伝統的産婆の介助による自宅出産を余儀なくされました。3日間にわたる難産のため意識を失い、ヘラート市の病院に搬送され、助産師によってなんとか母子ともに助けられました。しかし、私はもう子どもを産むことができなくなってしまいました。
私が助産師として働くことで、この村の女性は安心して出産に臨むことができると思うと、この仕事にやりがいを感じます。アフガニスタンの女性も子どもたちも、私たちのような助産師がもっと必要なのです。」

ナスラットさんは今日も、安全な出産のために日々奮闘しています。

ワールド・ビジョン・ジャパン