アフガニスタン/パキスタン人道支援サイト|ジャパン・プラットフォーム(JPF)

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

小さな「できること」を増やす -知ることで広がる女性の役割と可能性

image NICCOではアフガン女性のエンパワーメント事業の一環として、女性のための識字教室やIT教室のほかに、様々な内容の「啓発セミナー」を開催しています。セミナーの内容を考えていた時、NICCOの識字教室に通う若いお母さんたちがこんなことを話してくれました。「小さな子どもの具合が突然悪くなったり怪我をしたとき、どうしたらいいのかわからない。病院は遠いし、薬を買うお金もない。」

 

image保健・医療事情が十分に整っていないアフガニスタンでは、ちょっとした病気や怪我が小さな子どもたちやお年寄りの命を奪ってしまうことがあります。家族が突発的な病気や怪我に見舞われた時、病院に行くお金もなく、薬を買うこともできず、ただ見守ることしかできないというのは、家族にとってもとても不安で辛いことです。そんな時、もし家族や周りの人たちが適切な救急処置の方法を知っていれば、大きな病気や怪我の悪化を防ぐことができるかもしれない。そうした家族を想う女性たちの声を聞き、NICCOでは女性のための「救急処置(ファースト・エイド)」セミナーを実施することにしました。セミナーの内容は、気道の確保、心臓マッサージ、子どもの突発的な変調や怪我から火災時の対処法、そして女性向けに妊娠や出産による体調不良に関する内容まで多岐にわたります。はじめは恥ずかしがっていた女性たちも、進んで心臓マッサージの練習をしたり、講師に質問するなど、とても積極的に参加してくれています。

 

image病院に行けない、薬が買えないという状況を劇的に改善することはできなくても、適切な知識を身につけることで、突発的な病気や怪我に対して「できること」の可能性は増えていきます。そうした小さな「できること」を増やすことは、身近な生活環境を自分たちの手で少しずつ改善することにつながります。また、セミナーを受講した女性たちがこんな感想を書いてくれました。「知識を得ることで、家族の健康を守るという役割を果たせることが嬉しい」、「役割を果たせる自分に自信が持てるようになった」。小さな「できること」は、生活環境の改善だけでなく、女性たちの役割や可能性を広げてくれることにもつながっています。

日本国際民間協力会(NICCO)