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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

国内避難民キャンプ-文字の読み書きを学ぶ女性たち

この写真をご覧ください。広大な原野に女性が一人、ネコ車で何かを運んでいます。

国内避難民キャンプ 1

運んでいるのは、60リットルもの水。サラサさんというこの女性は、家族が使う水を汲みに、片道10分のところにある井戸を1日2往復します。

国内避難民キャンプ 2

サラサさんが通っているのが、ジャパン・プラットフォームの支援を受けて、日本ユネスコ協会連盟カブール事務所が、バリカブ第2キャンプという国内避難民キャンプで行っている、文字の読み書き=識字のクラスです。

国内避難民キャンプ 3

このキャンプでは、サラサさんのような人たち260人が、週に5回2時間程度、10か所に分かれて、文字の読み書きを学んでいます。子どもがいる女性は、赤ん坊をあやしながらの勉強です。

ある日視察に出かけたスタッフに先生が言うには、「今日、クラスで何人かの女性はお休みです。家の仕事で水運びです」「ちょうど一人あそこで運んでいます」と指差したのが、サラサさん。その時の写真が1~2枚目の写真です。

学習をしている人たちにインタビューをすると、「住んでいた場所が、危険になって逃げてきました」「できれば1年くらいで元の場所に戻りたい。さもなければカブールの中心街にでもいい」「毎日不安がいっぱいだけど、どうしようもない」と言います。

サラサさんも障がいを持つ子どもを一人抱えて、「いつも子どもの将来が心配です」とこぼします。

国内避難民キャンプ 4

10月には、女性たちの希望で料理教室が行われました。女性たちが住むキャンプは、カブール市内で膨れ上がる国内避難民の人口を憂慮したアフガニスタン政府が、車で1時間もかかる場所に作ったもの。冒頭の写真で見るように、何もない荒野が広がっており、生活の糧・すべも満足に見つかりません。住民の中には、肉体労働に従事して日々をしのいでいる人たちが多々います。

こんな不安な生活のなかでも、将来自分たちで稼いでいくことを、みなさん考えています。料理教室もその一環。将来小さくても商いを始めて自分で稼いでみたい、という思いで、女性たちから提案があったものです。

「日常の紹介」コーナーでは、男性ボディビルダーを紹介していますが、アフガニスタン女性の、男性に勝るとも劣らない肉体と精神のたくましさ。これからもそんな女性たちを応援していきたいと思います。

2014年11月15日
日本ユネスコ協会連盟(NFUAJ)