アフガニスタン/パキスタン人道支援サイト|ジャパン・プラットフォーム(JPF)

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

2014年もカブールの国内避難民キャンプの子どもたちに栄養物資等を提供

ジャパン・プラットフォームのプロジェクトの一環として日本ユネスコ協会連盟が2013年の冬から始めた、カブール市周辺での国内避難民キャンプでの栄養物資などの配布プロジェクト。マイナス20度にもなるカブールの冬を国内避難民の子どもたちに乗り切ってもらおうと、今年も皆さまからのご支援で、1月から3月の3か月の間実施しました。

パキスタンやイランから帰国した人びと、内戦や部族同士の抗争から逃れてきた人びと、普段より厳しい冬や干ばつを避けようとした人びと。皆少しでも条件のよさそうな住処・仕事を探してカブールにやってきます。これが国内避難民です。

今年のターゲットは、カブール市内中心部から東に6kmのところにある、カラエザマンカーン住宅地の空き地(1月期のみ)、北東約10キロにあるシャハラックウルファンキャンプ(2-3月期)、北北東十数キロのところにあるバリカブ第1キャンプ、第2キャンプ(1-3月期)の4か所。これまで支援できたのは0歳~10歳までの子どものいる826世帯に上ります。ちなみに、カラエザマンカーンの人びとは干ばつが原因でカブール市に来た人たちですが、他のキャンプの人びとは紛争が原因で、もともと住んでいた地域から逃げてきた人たちです。

並んで配布を待つたくさんの人びと(バリカブ第1キャンプ)
並んで配布を待つたくさんの人びと(バリカブ第1キャンプ)

この冬子どもたちに配ったのは、ひと月一世帯につき、小麦粉一袋50kg、食用油 5リッター、シリアル160g、ビスケット 500g、砂糖 2kg、ダール豆 2kg、石鹸2個(250g)です。ご存知のようにアフガニスタンの人たちはナンと呼ばれるパンを欠かさず食べます。料理をするときはこれでもか!というくらいに油を使います。スープにはダールと呼ばれる豆を入れ、嗜好品の紅茶には何杯も砂糖を入れます。避難民の人びとがリクエストした物資からは、典型的なアフガン人の食生活が見て取れるでしょう。

よかったね! 配布品をもらって満面の笑顔のボク(バリカブ第1キャンプ)
よかったね! 配布品をもらって満面の笑顔のボク(バリカブ第1キャンプ)

国内避難民の将来はどうなるのでしょうか?現在日本のODAの協力もあり、アフガニスタン政府は、カブール市の北に300万人もの人が居住できる新都心を建設しようとしています。カブール市周辺の国内避難民の人びとは、将来その新都心の人口として吸収されると思われます。しかし引き続く紛争や政治的混乱のなか、新都心計画は進捗が遅く、人びとがそこに住むことがいつできるのか、見通しが立ちにくいのが現状です。その間、日本のジャパン・プラットフォームや他の国際的な支援がなければ、国内避難民の困窮生活が続いていきます。

皆さまには、他のジャパン・プラットフォームによるアフガニスタン支援と一緒に、この国内避難民の事業に温かい目を向けていただければ幸いです。

日本ユネスコ協会連盟