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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

山羊を有効活用するために

畜産業はパキスタンのGDPの11%を占め、同国の経済を支える重要な要素となっています。デラ・イスマイル・カーン県(以下D.I.Khan)では国内避難民の流入により、もともと少なかった資源がさらに減少してしまいました。これらの避難民には十分な生計手段がなく、非常に高い支援ニーズがありました。この状況を受け、ジェンは国内避難民を対象に、畜産分野で支援を実施することを決定したのです。家畜の配布は生計を安定させ、貧困を削減する効果的な手段であるといえます。

ジェンが国内避難民に配布したビートル種の山羊はパキスタンで最もミルクの生産量が多い品種です。2011年以降D.I.Khanで行なわれてきた生計復帰支援では、支援の対象となった避難民に対し同種の山羊を提供してきました。山羊の配布以外に、ジェンは国内避難民の方々へ適切な家畜管理を教えるセッションも実施しました。このセッションは参加型で、餌の与え方、飼育小屋の環境整備など、家畜管理に関する基本テクニックを避難民の方々へ伝えました。使い方が分からない道具を受け取っても意味が無いように、管理方法が分からない状態で家畜を配布しても、あまり高い効果は望めません。家畜は、あくまでも一時的な財産では無く、将来のために持続的に収入を得ていく手段であるべきなのです。

今年2月には、2013年に山羊を配布した避難民の方々を対象に、ミルク・フェスティバルを開催しました。このお祭りでは、雌山羊のミルク量と、雄山羊の重量を競うコンテストが開催され、配布後の避難民の方々自身による山羊管理の成果が試される場となりました。会場には仔山羊を沢山生んだ雌山羊を紹介するブースや、県畜産局の職員が家畜管理に関する質問を受け付けるブースも用意され、多くの参加者でにぎわいました。避難民の方々はより効果的な山羊の管理方法を学ぼうと皆積極的に参加しており、今後の持続的な生計回復が期待できそうです。

ミルクフェスティバルにて、ミルクを絞り量を競う避難民たち
ミルクフェスティバルにて、ミルクを絞り量を競う避難民たち

ミルクフェスティバルの審査を行うスタッフたち
ミルクフェスティバルの審査を行うスタッフたち

雄山羊の重量コンテストの様子
雄山羊の重量コンテストの様子

JEN