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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

モバイルシネマの反響

JPFの助成により2013年に実施した衛生教育事業では、低学年児童の衛生教育理解度の向上を目指し、モバイルシネマ(正しい衛生知識・習慣を伝える映画上映)を事業対象校とその周辺コミュニティに対して実施しました。その反響は大きく、上映の際には学校の児童生徒に加え、コミュニティからも子どもから大人までたくさんの方々が集まりました。

シーハリ地区Qutandar Girl's Primary Schoolでのモバイルシネマ上映の様子
シーハリ地区Qutandar Girl's Primary Schoolでのモバイルシネマ上映の様子

上映開始後のある学校では、次の回の上映のためにジェン現地スタッフが再び学校を訪れた際、次のような光景を目にしたそうです。7歳の子どもが手を洗わないでリンゴを食べようとしていたところ、8歳の別の子どもが「リンゴを洗わないで食べたらだめだよ。ミナ(物語の主人公)が映画で言ったみたいに、手やフルーツを洗わないで食べると病気になっちゃうよ。」と注意していたのです。このことから、モバイルシネマの効果が表れ始めていることがわかります。

スルヒ・パルサ地区Saroky Girl's Middle Schoolで生徒・コミュニティの方々が上映会を観ている様子
スルヒ・パルサ地区Saroky Girl's Middle Schoolで生徒・コミュニティの方々が上映会を観ている様子

また、ある64歳の男性は、3回の上映会に参加し、「食事をするときにいつもミナを思い出し、彼女が私に語りかけ、しっかり手を洗わなくてはならないことを思い出させてくれる」と話していました。映画による衛生教育のメッセージは、学校の子どもだけでなくコミュニティの方々にも届き、それが行動にも繋がりつつあるようです。

ジェンが活動している地域では娯楽の機会が少なく、映画を一度も観たことがない人々がほとんどです。そのような環境の中、モバイルシネマは学校の子どもたちやコミュニティの住民に映画という娯楽を通し、衛生に関する正しい知識や習慣、メッセージを効果的に伝えるツールとなっていました。ジェンは今後も引き続き、別の学校とコミュニティを対象にモバイルシネマの実施を計画しており、対象地域の人々への衛生習慣の普及・定着、健康促進をサポートしていきます。

JEN