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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

衛生促進活動で変わり始めた子どもたちの生活

今回は、ジェンが連邦直轄部族地域(FATA)のクラム管区で行っている衛生促進活動の効果に関するご報告です。

3歳の少女シャグファは長い避難生活のあと、最近両親と共に故郷のダンガル・ゴド村(クラム管区中央部)に帰って来ました。彼女が国内避難民となって故郷の村を離れたのは、まだお乳を飲んでいる赤ん坊の時でした。避難民キャンプで暮らしていた間、シャグファは学校にもイスラム神学校にも行く機会がなかったため、満足な衛生知識を身につけることができませんでした。他の子どもたちと同様に、シャグファは衛生面に関して無知で、両親もそのことがどのような結果をもたらすかを知らなかったのです。もしシャグファがそのまま衛生知識を持たずに成長していたら、健康に悪い影響があるばかりでなく、学校の出席率も低下していたでしょう。彼女の住む地域では下痢性疾患にかかる子どもが多く、シャグファもそのリスクにさらされていたのです。

衛生促進セッションはジェンが現在実施している支援プロジェクトの中心となる活動で、シャグファの村を含む7つの村を対象としています。主な参加者は成人男性と女性ですが、子どもたちが一緒にセッションに参加することもしばしばです。

衛生促進セッション実施後は、ほとんどの村で子どもたちが適切な衛生習慣を身に付けはじめていることを、両親からの報告とモニタリングで確認できました。ジェンスタッフがシャグファに会って話を聞いた際、彼女は次のように言っていました。「以前はいつも体調が悪く、めまいを感じていました。何をしても疲れました。」
シャグファは村で衛生促進セッションが実施され、正しい衛生習慣が健康のためにとても大切だと知ってから、毎日の生活の中でそれを実践するようになりました。

衛生促進セッション前後のシャグファ(写真右)

彼女の父親はシャグファの積極的な姿勢について次のように話しています。
「私の娘は、『靴を履かないと土の中にいる虫が体に入って人の体の中で卵を生むから、お医者さんから痛いことをされるよ』とジェンの衛生促進チームから教えてもらいました。」
「ジェンが私たちのことや、子どもたちの健康や教育のことを考えてくれて本当に感謝しています。」
クラム管区での衛生教育事業は、今年末まで継続していく予定です。

JEN