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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

国内避難民の家畜保護支援

ジェンはジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受け、パキスタンのハイバル・パフトゥンハー州バンヌー県において、国内避難民の家畜保護のための物資配布・予防接種の支援を実施しています。これらの避難民は、連邦直轄部族地域(FATA)北ワジリスタン管区の戦闘を逃れてきた人々で、多くが家畜を連れて避難しています。家畜のミルクや肉は避難民にとって重要な食糧源になるだけでなく、それらを売ることで収入を得ることもできるため、避難民にとって家畜は貴重な財産なのです。しかしながら、避難先で十分な飼料を手に入れることが難しく、また予防接種などの習慣もないため、支援実施前、多くの家畜は衰弱する傾向にありました。

避難民が連れてきた家畜。痩せて骨や皮が浮き出てしまっている。
避難民が連れてきた家畜。痩せて骨や皮が浮き出てしまっている。

支援地域の国内避難民に、ジェンの活動についての意見を伺ってみました。インタビューでは「ジェンの事業が実施される前は、様々な家畜伝染病や予防接種の必要性についての認識はあまりなかったけれど、今は主な生計手段の一つである家畜の面倒を見ることに非常に神経を使うようになりました」と、話してくれました。特に、大型の家畜がかかる口蹄疫や小型の家畜がかかる腸内毒素血症のような、突発性の病気を予防するワクチンの接種に対する意識は上がっているように感じました。

国内避難民とのインタビュー(1)
国内避難民とのインタビュー(1)

また、国内避難民にとって、家畜の良好な健康状態を維持するためにジェンから栄養補給飼料が提供されたこと、そして家畜にとって一番大切な家畜小屋用資材をジェンが提供した事にとても感謝していました。その理由の背景に、厳しい天候と食糧不足のため家畜の大量死が発生し、多くの家畜が処分されましたが、ジェンから提供された家畜小屋用資材は仮設にもかかわらず病気を防ぐ効果が非常に高かったからです。まさにそれは国内避難民がその時必要としていたものでした。これらに加えて家畜への予防接種の機会があったことにより、国内避難民は家畜を守ることができたのです。

国内避難民とのインタビュー(2)
国内避難民とのインタビュー(2)

最後に、避難民から聞いたことで興味深かったことは、彼らは今まで一度も家畜に駆虫薬を使ったことがないという事でした。今回初めて家畜に虫下しを与えたそうです。「私たちの家畜は数ヶ月前と比べるとずっと健康になっています」「ジェンが私たちに必要な物資の提供や家畜の飼育についての意識を向上させてくれたことに、本当に感謝しています」と話してくれました。

2015年1月16日
JEN