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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

畜産指導員のカーンさん

voice01JENは2011年7月から、パキスタンのデラ・イスマイル・カーン県において、国内避難民を対象とした生計復帰支援事業を実施しています。JENはこれらの人々へ山羊を配布し、避難民の中から選ばれた畜産指導員へ山羊管理方法を指導する事業を実施しています。山羊のミルクや肉を自家消費用に使用したり、販売したりして自立した生活を取り戻してもらおうというのがその目的です。

voice01ナセーブ・カーンさん(23歳)は2011年にJENの支援対象となった国内避難民の一人でした。カーンさんはアフガニスタン・パキスタン国境沿いの連邦直轄部族地域(FATA)での戦闘を逃れ、今はデラ・イスマイル・カーン県の親戚の家に身を寄せています。 カーンさんは畜産指導員に選ばれ、10日間の山羊管理研修を受けました。「畜産指導員として他の避難民の人たちへ山羊の管理方法を教えていく中で、私自身も山羊の飼育に関する知識を多く得ることができました」とカーンさんは言います。

カーンさんは配布された自分の雄山羊に、「ラスタム」(イラン神話に登場する国民的ヒーローの名前)という名前を付けました。カーンさんはJENの山羊管理研修を受け、ラスタムに栄養バランスのとれた餌やりを心がけるなど、飼育に気を配るようになったそうです。

voice012012年4月に、カーンさんは大切に育てたラスタムと一緒に、デラ・イスマイル・カーン県で開催された「ミルク・フェスティバル」という家畜のお祭りに参加しました。ミルク・フェスティバルでは、山羊の大きさ・重さを競う催しがあり、ラスタムは13頭中2位に入賞しました。カーンさんは「ラスタムと一緒に大勢の観衆の前で表彰されたことがとても嬉しいです。」と誇らしそうに話しました。

同じコミュニティで暮らす国内避難民の人々からも、「カーンさんの治療のおかげで山羊の病気が治った」「山羊の食欲が落ちた時、適切なアドバイスをくれた」など、カーンさんが研修で得た知識を活かして活躍している様子を聞くことができました。カーンさんの努力は、確実に避難民コミュニティの自立を実現する一助となっています。

JEN