アフガニスタン/パキスタン人道支援サイト|ジャパン・プラットフォーム(JPF)

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

コミュニティが運営する学習教室の普及で、地域社会に良い変化が見えてきています

voice01ケア・インターナショナル・ジャパンは2011年3月からパルワン州とカピサ州において、Community Based Schools (CBS)を運営しています。アフガ二スタンの遠隔地では公立学校へのアクセスが悪いため未就学児童が多数います。そういった子どもたちが勉強できるように、私たちは村人と協力し50のCBSを設立し、1,500名(うち7割女子)が通学できるようになりました。CBSを管理するのは村人から構成される学校管理委員会で、学校管理委員会は子どもたちの家庭の問題も解決し、より良い学習環境をつくれるように、努めています。

CBSができてから、村人は教育に関心をもつようになり、良い変化が見えてきました。1つの例として、カピサ州のパジャ村のCBSに通うビルケスの話を紹介します。

ビルケス(8歳)は、頻繁に遅刻や欠席をしていました。心配した学校運営委員会は家庭訪問をし、両親に話を聞きました。すると、母親が怒った口調で訴えました。「私はビルケスが通学し始めてから家事を一人ですべてやっていて、すごく大変です。女の子にとっては、勉強より家事の手伝いが大切だと思いませんか?ビルケスは学校に行かないで、私の手伝いをするべきです。」しかし、一方で、父親はビルケスが通学することで、彼女の将来はより開けるのではないかと考えています。 その後、学校運営委員会は会議を開き、どうやって母親を説得して、ビルケスが欠席・遅刻しないようにできるか、解決策を検討しました。

voice03その後、再度の家庭訪問を実施して、ビルケスが通学する時間を確保した上で、残った時間で母親の家事を手伝うということを両親に提案しました。ビルケスは母親がどんな反応をするのか心配でしたが、学校管理委員会がイスラム教の教えに関連付けて女子教育の重要性を分かりやすく両親に説明したので、怒っていた母親も納得し、ビルケスが遅刻しないで通学できるように協力すると約束してくれました。 このように、CBSの普及により子どもたちだけでなく、両親も教育の重要性を理解するようになり、地域社会が変わってきています。

ケア・インターナショナル・ジャパン