アフガニスタン/パキスタン人道支援サイト|ジャパン・プラットフォーム(JPF)

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

子どもたちの夢と希望を作る仕事~エンジニアの話~

建設を伴う事業を実施する際、設計図や数量明細書(Bill of Quantities、通称BoQ)に従って建設がなされているかを監視・監督するエンジニアの存在はとても重要です。今回は、建設分野のモニタリングや進捗管理において活躍しているスタッフの1人をご紹介します。彼の名は、アサドゥラ・アクバリ。アフガニスタンでは、医者を「ドクター」と呼ぶのと同じように、建築等の工学や設計を学んだ人は「エンジニア」と尊敬の意を込めて呼ばれることが多く、彼も「エンジニア・アクバリ」と呼ばれています。

──ADRAで働いてみて、どうですか?

「今年6月にADRAで働いていますが、特にコミュニティや地元住民のことを第一に考え、住民と一緒に事業実施をしているという感じがして、そのやり方に賛同しています。バーミヤンは私にとって初めての場所ですが、家族のことが恋しいということを除けば、毎日楽しく仕事をしています。バーミヤンにはバンデアミール湖などの国立公園もありますし、とても美しい場所なんですよ。」

──どれくらいの頻度で、現場に出かけていますか?

「現在4か所で建設が行なわれていますが、全ての現場に週に最低2回は訪れるようにしています。もし、建設業者に対して軌道修正を求めたり、確認しなくてはならないことがあったりした時は、現場に足を運ぶ回数は増えますね。」

──建設業者の作業を監督する際、どんな点を特に気を付けていますか?

「エンジニアとして、建設業者の作業にできるだけ立ち会い、作業を監視・監督するようにしています。例えば、コンクリートを混ぜる時、水・砂・砂利をどのような割合で混ぜているかを確認したり、棒鋼(steel bar)の規格やサイズを確認したりします。その他にも、コンクリートを型枠に流し込む作業(shuttering)も監視します。もし気になった点があれば、建設業者の現場責任者に指摘をしたり、助言をしたりするようにしています。」

──どんな時に、やりがいを感じますか?

「建設現場には、たまに子どもたちや先生が建設中の学校を見に来るんです。もうすぐ学校ができる、という夢や希望に溢れた彼らの嬉しそうな顔を見ると、どんなに仕事で疲れていても元気になりますね。また、テントで授業を受けている子どもたちも、私たちの姿を見ると『あれが、私たちの学校を作っている人たちだよ』とコソコソ話をしていたりします。もちろん、学校を作っているのは私たちだけではありません。資金を提供してくれているJPFの存在があることも私たちは知っています。子どもたちが実際に見ているのは私たちですが、このような支援に関わっている全ての人を代表していると思うと、チームの一員として、この喜びを共有することができて、嬉しく思います。」

一番左が、エンジニア・アクバリ。

ADRA Japanは、2012年は4校の学校支援をしています。2013年はバーミヤン中心部から離れた農村部の5校を対象に活動を続けていきます。これからの子どもたちの夢や希望を応援するため、教育環境の整備・改善に努めていきたいと思います。

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