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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

新しい小学校が完成!開校式を開催しました

難民を助ける会[AAR Japan]は、アフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部のノウシェラ郡で小学校の増改築と衛生教育に取り組んでいます。2013年は、パキスタン公立小学校10校とアフガニスタン難民キャンプの小学校2校を対象に活動を行ない、不足していた教室やトイレの建設のほか、図書室、車いす用スロープ、井戸や飲料水用の浄水フィルターなどを設置しました。支援した公立小学校の1校、サイード・アクバル・コロナ小学校は、泥でできた民家を校舎として使っていましたが、教室が足りず家具もないため、子どもたちは屋外の地面に座って勉強していました。

教室が足りないため、冬の寒い日も外で勉強していた生徒たち。
教室が足りないため、冬の寒い日も外で勉強していた生徒たち。

また、先生たちは近くの空地に新しい校舎の建設を呼びかけていましたが、長い間実現していませんでした。そこで、この空地に更地の状態から校舎を建設し、昨年12月に完成した新しい学校で開校式を開きました。

開校式当日の新しい校舎。最初は何もない空地でした
開校式当日の新しい校舎。最初は何もない空地でした。

4年生のアフサンさんは、「古い泥の教室は、停電になると真っ暗になって勉強できなかった。夏と冬に外で勉強するのは大変だったし、みんなあんまり学校に来てなかったの。今はきれいな教室で椅子に座って勉強できるから、新しい学校が好き!前は休み時間に何もしてなかったけれど、今はいつも図書室で本を読んでいるよ」とうれしそうに答えてくれました。

一番手前がアフサンさん。開校式の出席者を生徒が国旗を振って迎えてくれました。
一番手前がアフサンさん。開校式の出席者を生徒が国旗を振って迎えてくれました。

開校式では、衛生教育をテーマにした劇を生徒が発表しました。迫真の演技に客席の生徒たちも大喜び。

生徒が演じた劇の様子。生徒の欠席が多いクラスについて、先生が医師に相談している場面です。
生徒が演じた劇の様子。生徒の欠席が多いクラスについて、先生が医師に相談している場面です。

劇に夢中の生徒たち。ところどころで笑いが起きます!
劇に夢中の生徒たち。ところどころで笑いが起きます!

劇で医師役を演じた5年生のグルくんは、「衛生教育では、手を洗わないと菌が体に入って病気になってしまうことを教わったんだ。正しい手洗いの仕方は生活でとても役に立っているし、家族のみんなにも家で教えてあげたよ。劇はとても難しかったけど、みんなが演技をほめてくれた。友達が僕のことをドクターって呼ぶんだ」と話してくれました。

新しい図書室で話を聞かせてくれたグルくん。図書室にはカラフルな家具、本や教材を設置しました。
新しい図書室で話を聞かせてくれたグルくん。図書室にはカラフルな家具、本や教材を設置しました。

1年間の活動を締めくくる開校式は、生徒たちにとっても楽しい1日になったようです。出席者の代表によるスピーチでは、日本からの温かい支援に対する感謝の言葉が述べられました。
23年間先生を務めてきたムジャヒド校長先生は、「古い校舎の状況は劣悪で、誰もこの学校に赴任したがりませんでした。そのため、新しい先生が来ても短期間で次々に辞めていきました」と言います。「今では、この学校がノウシェラ郡のモデル校として誇れる学校になったことをとてもうれしく思います。子どもたちのために新しい校舎をしっかり維持管理し、設備だけではなく教育水準も伴うように尽くしていきたいです」。
今年は政府の支援が届きにくい丘陵地域の小学校を対象に活動を始めました。1人でも多くの子どもたちが平等に教育を受けられるように、今後も活動を続けていきます。

開校式の後、生徒たちが見送ってくれました。最後までみんな楽しそう!
開校式の後、生徒たちが見送ってくれました。最後までみんな楽しそう!

難民を助ける会[AAR Japan]