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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

現地の声

パキスタン公立小学校の先生の思い

AAR Japan [難民を助ける会] は、JPFアフガニスタン・パキスタン人道支援プログラムのもと、2011年よりアフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部のハイバル・パフトゥンハー州ノウシェラ郡の小学校で、教育・衛生環境改善の支援を行っています。今年は、アフガニスタン難民の子どもたちが通う小学校7校および難民を受け入れている地域のパキスタン公立小学校35校を対象に支援を行っています。今回はそのひとつ、パキスタン公立小学校の先生に話を伺いました。

先生はハミッド・カーンさん、42歳。ノウシェラ郡で18年以上教師を続け、自身にも7人の娘がいます。今年6月にAAR Japanはハミッドさんが勤める小学校の先生を対象として、手洗いや掃除に関する4日間の衛生研修を行いました。ハミッドさんはこの研修を通して、手洗いが下痢の予防になることなど、多くを学んだそうです。これまでにこのような衛生に関する研修は受けたことがなく、初めて得た知識も多かったそうです。9月から新学期が始まり、今度は自分が得た衛生の知識を子どもたちに伝え、子どもたちの健康をしっかりと守っていきたいと言います。

ハミッドさんが勤務する学校で行った4日間の衛生研修の様子
ハミッドさんが勤務する学校で行った4日間の衛生研修の様子

ハミッドさんは学生時代、教育の大切さに気付き、自分が暮らす村の子どもたちによりよい教育を受けさせたいと、教師になることを決めたそうです。子どもの家庭が経済的に豊かでも、貧しくても、等しく教育を与えることができることが教師の良さだと答えてくれました。

学校教育で難しいと感じることは何ですか、と尋ねたところ、

教育に対して積極的でない先生もまだまだたくさんいます。学校に1時間も遅れてきたり、勤務時間にお茶を飲みながら、多くを休憩時間にあてている先生も多いです。そういった教師の意識を変えていきたいです。

との答えが返ってきました。

パキスタン社会では不正も多いです。子どもたちには、自分に対して、人に対して、いつも正直でありなさいと教えています。そして、勉強をしたり、読書をしたり、自分の時間を大切に使いなさいと教えています。

とも語ってくれました。

2015年9月1日
AAR Japan [難民を助ける会]