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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

2014年6月の関連ニュース

アフガニスタン人女性による平和キャンペーン

アフガニスタンでは、平和と女性の社会的自由を促すためのキャンペーンが女性議員の呼び掛けのもとで実施されている。このキャンペーンの背景には、2013年12月NATO軍の撤退以降のタリバン勢力への恐れとアフガニスタン政府側のタリバンとの調停の遅れなどがあった。

このキャンペーンでは、何百人もの女性がボランティアとして活動し、大学・自宅・職場などを訪問して、より多くの女性たちに平和が必要であることを伝え、賛同を呼びかけた。その結果12万人以上の女性から平和を求める署名を得ることができた。集めた署名はカルザイ大統領、国連事務総長やタリバンの代表者に手渡される予定である。キャンペーン主催者で国会議員でもあるサフィは「この10年で勝ち取った女性の権利が再度侵害されるべきではありません。タリバン政権との和平交渉が始まったとしても、女性の権利が尊重されるべきです」と話す。

タリバン政権では、女性の労働や教育が禁止されていた。2001年にタリバン政権が崩壊した際に、アフガニスタンで就学していた生徒総数は100万人以下で、全員が男子生徒であった。一方で、近年は国際人道支援によるところもあり、生徒数が800万人近くまで増加し、その3分の1以上は女子生徒といわれている。医療保健の改善もみられ、妊婦死亡率が80%減った他、アフガニスタン女性がビジネスをできるようにもなっているとのことだ。

【出典】 2014年2月21日
http://www.voanews.com/content/afghan-women-campaign-for-peace/1856204.html

医療が届かない現実

国際社会の支援により、アフガニスタンの保健医療の状況は大きく改善されてきていますが、その一方で、今なお人々に医療サービスが十分に届いていない現実があります。

国境なき医師団(MSF)は、このような医療サービスの現状について、医療チームの活動先で行った調査結果をもとに『医療届かぬアフガニスタン:空論と現実のはざまで』(2014年2月発表)で報告しています。

(報告書和文サマリー主な所見より抜粋)
・調査直前の12ヵ月間は5人に1人(19%)が医療の不足により、家族または親しい友人を亡くしている。
・医療の利用を妨げ、人命の喪失につながる3つの大きな壁は、経済的貧しさと費用の高さ(32%)、
 物理的な遠さ(22%)、武力紛争(18%)。
・5人に4人(79%)の人が調査直前3ヵ月以内の病歴において最寄りの公立診療所への通院は避けていた。
 主な理由は、診療所スタッフ、往診、治療の有用性と質に難があると思ったからだという。

アフガニスタンの医療の現実に目を向け、一人ひとりのニーズに焦点を当てた援助が今後さらに求められます。

【出典】『医療届かぬアフガニスタン:空論と現実のはざまで』
http://www.msf.or.jp/news/detail/pressrelease_1104.html