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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

日常の紹介

まつろわぬ民-ヌーリスタニ

ご存知のとおり、アフガニスタンは様々な民族から構成されている多民族国家です。ニュースでも時々紹介されるのは、パシュトゥーン人、タジク人、ハザラ人、ウズベク人の4民族ですが、アフガニスタンの憲法では、これらのほか、トルクメン、バローチ、パシャイ、ヌーリスタニ、アイマク、アラブ、キルギス、キジルバーシュ、グジャル、ブラウィ及びその他の民族で同国は構成されると示されています。
そのなかでもヌーリスタニの人びとは独自の文化を持ち、他の民族から「イスラム教にまつろわず、自分たちの信仰を持っている」と言われます。

教育省識字局識字教員トレーニング局のハミダ・フマ・ヌーリスタニ局長(写真左)も、ヌーリスタニ民族である。
教育省識字局識字教員トレーニング局のハミダ・フマ・ヌーリスタニ局長(写真左)も、ヌーリスタニ民族である。
6月29日付Afghanistan Times (http://www.afghanistantimes.af/old/news_details.php?page=231&id=9243&&cid=1)より。

カブール博物館

一説によると紀元前4世紀、アレキサンダー大王の一行がアフガニスタン地域を遠征したとき、そのままアフガニスタンに残ったギリシャ人の末裔と言われるヌーリスタニの人びと。彼らの特異な文化は、カブール市にあるダルラマン王宮(写真上)の隣にある、カブール博物館に収蔵されている彫刻に垣間見ることができます。(以下の写真は、カブール博物館の館員に断って撮影しました。)

ヌーリスタニの女神像
この写真はヌーリスタニの女神像。腹部全体が顔になっていて、頭部は何かを丸い石を乗っけたようです。

女神像
こちらも女神像のようですが、顔は定位置に収まっています。

2人の男性像
王冠かヘルメットのようなものをかぶっている2人の男性像です。

アレキサンダー大王軍の兵士?
アレキサンダー大王軍の兵士でしょうか?

動物の顔が刻まれた装飾用の楯
剣呑な顔をしたうさぎ(?)のような動物の顔が刻まれた装飾用の楯です。

展示の全景写真
展示の全景写真です。

皆さんが初めてこれらの展示を見ると、普通のアフガニスタンのイメージと、余りにもかけ離れた雰囲気に圧倒され、「なんでカブール博物館に、アフリカのドゴン族の彫像のようはものがおいてあるのか?」と考え込んでしまうかもしれません。

イスラム色一色に彩られた現在のアフガニスタンの文化。しかしイスラム教が入り込む8世紀以前には、ヌーリスタニ文化を初め、多々の文化と宗教が入り混じる混成文化社会がこの地に形成されていたようです。

もしアフガニスタンが平和になって、みなさんがカブールを訪れる機会があったら、ぜひカブール博物館に足を運んで、アフガニスタンのなかの別世界を覗いてみてください。

<カブール博物館案内>(2015年7月1日現在)

住所:カブール市ダルラマンロード沿い、ダルラマン宮殿の向い側
開館日時:土曜~水曜:朝8時~午後3時半まで/金曜:朝8時から午後12時まで/木曜:定休日
入館料:外国人100アフガニ/カメラ持ち込み200アフガニ
    アフガン人20アフガニ/カメラ持ち込み40アフガニ
ウェブサイト:http://www.nationalmuseum.af/

2015年7月1日
日本ユネスコ協会連盟