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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

日常の紹介

ヘラートのブルー・グラス

今回はアフガニスタンの美しい工芸品についてご紹介します。
アフガニスタンでは3000年もの長い間、伝統的なガラス工芸の技術が受け継がれてきました。特に、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)が活動しているアフガニスタン西部のヘラートは、ガラス吹き製法が生まれた地として有名です。

ブルー・グラスを売る店
ブルー・グラスを売る店

1世紀頃、この地を支配していたクシャーナ朝の時代には、当時の王様がこれらのガラス製品を食事に使用していたことが確認されています。王様が旅行をする際にガラス製品を持ち歩くことが困難だったため、ガラス吹きの職人を王様に同伴させていました。そして、どこへ行くにもその職人にガラスの食器を作らせ、それを用いて食事をしていたそうです。これにより、帝国全体にガラス製造の技術が広がっていき、現在まで多くの人々によってその製法が継承されてきました。

ガラス製造の職人は、何世代にも渡って多くの男性のあこがれの職業でした。しかし、現在では安価な機械製品の流入により市場がほとんどなくなってしまい、ガラス製造業も小さくなってしまいました。ヘラート市には二つの作業場と、長年ブルー・グラスを製造してきた職人が3人いるのみです。

ガラス職人
ガラス職人

伝統的なガラス製品は現在でも旅行者を中心に購入されています。特にヘラート市のブルー・グラスは高く評価されており、海外でも文化的に高い価値が認められています。旅行者や海外のNGO職員が、しばしばヘラート市の手作りグラスを購入しに訪れます。これらはみな海外に輸出されることが稀な製品なのです。

WVJの事務所にもヘラートから素敵なブルー・グラスが届きました。

WVJに届いたブルー・グラス
WVJに届いたブルー・グラス

2015年5月1日
WVJ