アフガニスタン/パキスタン人道支援サイト|ジャパン・プラットフォーム(JPF)

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

日常の紹介

地元住民の商売

パキスタンのハイバル・パフトゥンハー州にあるバンヌー県とラッキー・マルワット県の人々にとって、連邦直轄部族地域北ワジリスタン管区からの何千人もの国内避難民を受け入れることは、限られた資源の中で生活する人々にとっては大変困難な事でした。

ただ、国内避難民の流入は悪い事ばかりではありません。地元住民の生活に、良い意味でも大きな影響を及ぼしました。良い影響の一つは、地元住民の収入の機会が増えたことです。国内避難民を受け入れる事で、家庭用品や日々の食料品の需要が大幅に増えたため、それらを扱う商売の機会も増加しました。

ジェンの物資配布場所の前でパコラの屋台を出している地元住民
ジェンの物資配布場所の前でパコラの屋台を出している地元住民

バンヌー県とラッキー・マルワット県に国内避難民として暮らす数百の世帯に、ジェンはジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて、家畜の飼料や家畜用シェルター資材といった支援物資を配布しました。この配布作業が続く間、一部の地元の人々は配布作業の拠点近くにお茶や果物の売店を一時的に出したのです。配布場所に集まった関係者をターゲットに売店を出すことで、地元の人々は良い商売の機会も得ました。

ジェンの物資配布場所の前で紅茶や果物の屋台を出している地元住民
ジェンの物資配布場所の前で紅茶や果物の屋台を出している地元住民

現地の人々によると、そこでの売り上げは通常の売り上げの数倍になるそうです。元々その地に住むグル・アフメドさんの話では、以前は自分の村でお茶や果物を売っていたのですが、彼の住む地域に国内避難民が移ってきてから商売の機会が増え、今ではお客さんの数が2倍に増えたそうです。「避難民が帰還した後はどうしますか?」という質問に、彼は「その時はまた以前のように商売します」と、答えていました。「儲けの多い時もあれば少ない時もある、それが商売だ」ということです。結果として、この地域で大勢の国内避難民をサポートする事が出来たのは、お互いに支え合う気持ちがあるからこそであると言えるかもしれません。

2015年1月16日
JEN