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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

日常の紹介

アフガニスタンの婚約から結婚式まで

最近、親戚の結婚式の企画進行を手伝うとの理由で、7日間の休暇をとったスタッフがおりました。
そのスタッフが、アフガニスタンでの婚約から結婚式までの流れについて、レクチャーしてくれましたので、皆さんにその内容をお伝えします。

アフガニスタンの婚約

婚約はアフガニスタンではとても大切とのことです。婚約式では、花婿の家族や年長者は、特定の日にお菓子やプレゼント・現金と衣類を持って花嫁の家を訪ねます。婚約が2つの家族の間で承認されると、結婚についての詳細も承諾されます。詳細とは、花嫁に与えられる宝石類、家畜や資産、現金などの花嫁持参金についてなどです。

婚約と結婚までの期間

婚約式が終わり、花嫁からの受け取った持参金は、花婿の側が管理します。持参金は花嫁への宝石・衣服・絨毯・食器・家事道具などの購入に使われ、花婿の側は、結婚の費用を負担します。
花嫁・花婿は婚約後、結婚までの期間は会うことはできませんが、家族や友人を通じてプレゼントを交換したり、花婿の親が祭りの時期に花嫁の家を訪問することなどはできます。

ヘナの夜

ヘナの例ヘナは多年生の植物で、その葉を粉末にしてレモンジュースや砂糖を混ぜペーストにしたものを使って手足に模様を描きます。そのヘナアートが結婚の数日前の儀式として行われます。"ヘナの夜" は花嫁の家で開かれ、費用は花婿の側で負担します。花婿の側がヘナを準備し、バスケットに入れて花嫁の家に運びます。儀式用の音楽の中、新しい民族衣装を着た子どもたちは花で飾られたバスケットやろうそくを持って花嫁の家まで行列します。

行列が到着後、花嫁の側は飲み物を提供し、儀式を開始します。花嫁の手にヘナが描かれたら、その後は親戚の未婚女性が手足に柄を描き始めます。未婚の女性は、指にヘナを施すことで、早く良縁に恵まれるようになれると信じているからです。

婚礼の儀式

アフガニスタンでの結婚式の様子アフガニスタンの婚礼は3日間に渡り、儀式は午後6時から午前2時の間に行われます。
儀式は花婿と花嫁が僧侶の前でお辞儀をお互いすることから始まり、僧侶がコーランの一説を読みます。この儀式では、近い親せきと友人が参加します。

儀式の次は、花嫁の家族が大勢のお客さんを招待する披露宴があります。保守的な家族の場合、女性と男性の客はそれぞれ別の会場でもてなされます。贅沢な夕食が用意され、花嫁と花婿は通路を歩きますが、その時にはお菓子や花びらのシャワーを浴び "ゆっくり歩いて!" という意味の歌を招待されたお客が歌うようです。その後、花嫁と花婿はステージ上の席に座って、いくつかの儀式の後に指輪が交換され、ケーキに入刀します。

以上がレクチャー内容の概要です。アフガニスタンの婚約と婚礼式は家族や結婚する当人たちの真剣な気持ちが詰まっているという印象を受けました。

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