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アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

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アフガニスタン・パキスタン人道支援

日常の紹介

イスラマバードのシンボル - ファイサル・モスク

白大理石が美しいファイサル・モスク。4本の尖塔は高さ80mもあります。パキスタンの首都イスラマバード。街の北部を囲むマルガラ丘陵の麓には、巨大な白亜のモスク、「ファイサル・モスク」が佇みます。1986年にサウジアラビアのファイサル国王の寄付により建設されたファイサル・モスクは、南アジア最大の大きさを誇り、パキスタンのナショナル・モスクとしても知られています。今回はイスラマバードのシンボル的存在、ファイサル・モスクでの日常をお伝えします。

イスラマバードの朝は、モスクから流れるアザーンの独特な響きで始まります。イスラム教の人びとは1日5回の礼拝を行いますが、毎回礼拝の前にモスクからアザーンという呼びかけが流れ、人びとにお祈りの時間を知らせるのです。毎日の礼拝の中でも、毎週金曜日の礼拝は特別です。正午過ぎに「集団礼拝(サラート=ル=ジュマァ)」と呼ばれる特別な礼拝が行われ、大勢の人がモスクに集まって集団でお祈りをします。集団礼拝の時間に合わせてファイサル・モスクに行くと、既にたくさんの人が入り口で列を作っていました。モスクに入る前に靴を脱ぎ、裸足で中へ進みます。大理石の床は直射日光に照らされ、足の裏をやけどするほどの熱さでしたが、床に引いてある白いラインをたどって歩くと不思議と熱さを感じません。

ウドゥー用の洗い場礼拝の前には必ず、手足や顔など露出している部分を水で洗って清めます。これはウドゥーと呼ばれ、モスクの入口付近にはウドゥー用の洗い場がところ狭しと並んでいます。

セキュリティーチェックを受けてモスクの中心部に入ると、柱のない広大な空間が広がっています。この礼拝堂では、最大約1万人が同時にお祈りをすることができます。

礼拝堂。中には噴水もあります!/礼拝堂の外でもたくさんの人がお祈りをしています

金曜日の集団礼拝では、イマーム(導師)と呼ばれる指導者が礼拝をリードし、他の信徒がそれに続いてお祈りを行います。街中にあるモスクのほとんどに女性は入ることができませんが、ファイサル・モスクは2階部分に女性専用の礼拝堂があり、女性も集団礼拝に参加することができます。

ファイサル・モスクは5キロ四方の広大な敷地の中にあり、礼拝堂の外の中庭や周辺の広場も合わせると約10万人を収容できる大きさです。イスラム教の祝日など、特別な日は外に溢れるほどの人びとが集まるそうです。この日も子ども連れの家族が散歩をしたり、お弁当を広げたり、礼拝以外にも人びとの憩いの場所となっていました。

屋外の礼拝スペース/ライトアップされたファイサル・モスク

夜はライトアップされ、闇に浮かぶ幻想的なモスクを見ることができます。パキスタンの文化を垣間見ることができる壮大で美しいモスクは、旅行者にも人気のスポットです。

難民を助ける会(AAR Japan)