アフガニスタン/パキスタン人道支援サイト|ジャパン・プラットフォーム(JPF)

このサイトは、緊急人道支援を行う認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)が運営しています。

アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

published by ジャパン・プラットフォーム(JPF)

文字サイズ 小 中 大

アフガニスタン・パキスタン人道支援 プログラムアーカイブ

アフガニスタン・パキスタン人道支援

日常の紹介

猛暑と闘う国内避難民とジェンスタッフ

デラ・イスマイル・カーン県はインダス川の西岸、ハイバル・パフトゥンハー州の最南端に位置しています。パンジャブ州、バロチスタン州とも境界を接する同県は、周辺地域の中で地理的に重要な場所となっています。

デラ・イスマイル・カーンは砂漠気候で、夏は暑く、冬は比較的穏やかです。雨は1年のうち晩冬から初春(2月~4月)とモンスーンの時期(6月と7月)に集中して降ります。今年の夏も非常に暑く、これまでですでに最高気温が49度に達したと報じられました。

川で水浴びをする国内避難民の人々 ジェンは2008年から2009年にかけての戦闘によって南ワジリスタン管区からデラ・イスマイル・カーンに非難を余儀なくされた人々の支援を実施しています。今年支援の対象となっている村で生活する国内避難民の人々は、この猛暑の中、最悪の住環境を必死に耐えています。パロア郡では国内避難民の人だけでなく、彼らを受け入れているコミュニティの人ですら、きれいな水へのアクセスがありません。国内避難民の人々の中には、灌漑用水路や池の水を飲み水に使用する人もいます。

また、パキスタン全土で電力不足が広く問題になっていますが、国内避難民が暮らすテントには、そもそも電気が通っていません。そのため、暑さに拍車がかかっているのです。国内避難民の小さな子どもたちは、近所の川や運河、用水路などで水浴びをして一日を過ごしています。もともと涼しい南ワジリスタン管区出身の避難民の人々は、デラ・イスマイル・カーンの暑さに適応するのが難しく、今年はすでに2名が異常な高熱により亡くなったそうです。

水浴び・川で水遊びをする子どもたち

このような暑さの中、生計回復委員会の設立、ヤギの配布、様々な研修など、様々な活動が今年の事業では計画されています。ジェンの現地スタッフは比較的涼しい早朝に活動を開始し、直射日光のダメージを減らすために濡らした布を頭に巻くようにしています。また、汗とともに消耗するエネルギーやミネラルを補うため、砂糖と塩を混ぜた水を飲むようにしています。この暑い環境をどうにか乗り越え、できる限り早く支援を届けられるよう、色々と工夫をしながら活動を進めていきます。

国内避難民のコミュニティーとミーティングをするジェンスタッフ。

JEN